‘事務局からの活動のご報告’ カテゴリーのアーカイブ

庭JAPANから「陸前高田未来商店街みらいの庭つくりプロジェクト」の報告

2013/03/16
  「陸前高田未来商店街のみらいの庭つくりプロジェクト」
木を植える重みをこれほど感じたことはない。
苗木を三本植えるのに三時間以上もかかってしまった。こんな経験は初めてだ。多分修行中でもこんなに時間はかからなかったんやないかな。
石巻市で庭JAPANが活動していた時に未来商店街の事務局の種坂さんから電話がきた。そして実際、現地を見にいけたのが一年目の慰霊祭の後だった。まだ陸前高田未来商店街は混沌としており、とても自分たちが入れる感じはしなかった。それからまた一年が経ち、やっと庭JAPANとして関われる、そう感じた。
昨年陸前高田市を訪れた時感じた「この地は完膚無きまでに叩かれてしまった」という思いは一年経った今も変わらなかった。むしろ津波という記憶が薄れてきている否被災地である場に住む自分たち、が感じた震災一年後から二年目を迎えた時間感覚をぶちのめした。
唯一新たな兆しとして立ち上がったのは「新たな奇跡の一本松」。
晩年のマイケルジャクソンのようなその松は異様な姿で街を見下ろしていた。
そんな地の津波が襲ったエリアに庭をつくる。木を植える。
自分たちが日々当たり前の様にしている行為がこんな重みを持っているとは思はなかった。
被災地に住んでいる人々は日々それを感じているのだろう。
分かってもらえないに違いないという思いを噛み締めているのだろう。
それでも時は過ぎ、地は受け入れ、木が植えられるまでになった。
あらためて感じた。木は未来だ。
植えられた木を見て
「いつ葉が出るの?」「いつ花が咲くの?」「来年はどのくらい大きくなってるの?」「五年後に私たちがこの仮設商店街を出て行く時はこの木たちはどうなってしまうの?」
様々な未来の話が出た。
東北の沿岸部に今溢れているのは仮設による生活です。
それは仮の住まいであって、法によって時間が切られています。
その人たちがいよいよ終の住処にたどり着ける時、庭JAPANはその人たちが愛し育てたこの木たちを永住の地に移し植えるお手伝いをしたいと思います。
長期の活動になってしまいますが、被災地の人々が本当に自分達らしい生活を送れるようになるまで活動します。
                                                 平成25年3月15日 庭JAPAN 古川乾提

庭JAPANから「宮城県石巻市大川地区慰霊祭」の報告

2012/04/21

「庭師という日本人として」

 

大地震がおき、津波がきて、ヒトの生活が破壊されてから 1 年が経ちました。

庭JAPANは宮城県石巻市の大川地区の慰霊祭と岩手県大槌町の慰霊祭のお手伝いをさせていただきました。

大川地区は土地の形状が変わってしまい海の中に家がポツポツあり、道も砕石を盛っただけのものがかろうじてあるような状況です。地域にある大川小学校では 7 割の子供たちが 津波に流され亡くなってしまいました。大きな喪失と大きな悲しみがそのままの状態でそこにはあります。

大槌町は海岸沿いに大津波が押し寄せ、流していき、現在も色がありません。慰霊祭で会 い話をさせていただいた人たちの多くがどなたかを亡くされていました。 大川地区では庭人の輪のみなさんからも送っていただいた竹あかりを灯し、桜の苗木を献木し、慰霊塔の庭を復旧し、竹垣をつくってきました。震災以来一度も戻ってこられなか った方たちが慰霊祭に参加され、竹の明かりに照らされた海に向かって手を合わせていました。

大槌町の海では「慰霊とうほくこよみのよぶね」を浮かべ、流しました。お父さんを亡くされた漁師さんの船で曳かれたこよみのよぶねは灯りだけが海の上に浮かんでいるような 幻想的な美しさをたたえ、慰霊に訪れた方々はその灯りに向かって手を合わせていました。

どんな状況であり状態であっても 1 年という時が流れたことを感じました。 人には未来を灯すあかりが必要で、手を合わせることが出来る場所が必要だと感じました。 庭とはそういう場所だと、庭をつくる能力を持った人たちはそれがつくれる人たちなんだと気づきました。

 

みらいをうえる。

 

なくしてしまったからこそ、いまだからこそ、庭に関わっている自分たちだからこそ。 まっすぐ見つめ、まっすぐモノをつくることが一番大事なんだと分かりました。

みなさんのご協力ありがとうございました。

庭JAPAN 古川乾提
2012 年 4 月 21 日

「石巻こよみのよぶね」のご報告

2011/12/01

 

庭人の輪のみなさん

ただいま。

石巻から帰ってきました。

やっぱり「庭+アート」には力がある、そう確信しました。

破れやすい運びにくい[ こよみのよぶね http://www.dnaand.org/yobune.html  ]
をみんなで繋げて運んで不安定な水のうえで取り付ける。

カヌーの人、社会福祉協議会の人、いまだ車で寝ながら作業を続ける孤高なボラン
ティアの人、東京の人、岐阜の人、鳥取の人、地元石巻の有志の人、

みんなが大事にこよみを扱い

いまだ数え切れないほどの御遺体が沈む旧北上川を、灯し流れました。

「灯籠」「鎮魂」「みそぎ」それぞれこれまでの自分達が思ってもみなかった呼ばれ
方で呼ばれたこよみのよぶね。

点灯したこよみのよぶねに向かって地元の人は手を合わせていました。

栗の里 中津川さんの花火が上がると

人の流れはドンドン花火とこよみのよぶねに近づいていき

「もっと、もっと」

という声が聞こえました。

自分は人の流れと逆のほうに歩いていき

花火の火に映し出される人の顔を心に刻み込んでいきました。

http://www.youtube.com/watch?v=dkDshGdLgCE

自分がいま関わっている自分が出来ることで被災地を応援する。

こんなフワッとした夢のような事がカタチになった瞬間でした。

「これからが本番だ」

復興に向けて地元の方たちの言葉です。

同じ日本で起きていることから顔をそむけず

あるべき姿に向かっていきたいです。

庭JAPAN 古川乾提

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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