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「東日本大震災復興支援プロジェクト 庭JAPAN」に参加して

2011/09/20

8月8・9日と、宮城県石巻市での、「東日本大震災復興支援プロジェクト 庭JAPAN」に、参加させていただきました

もうすぐ半年前となる、3・11、あの日から、

何が出来るのか、何をしたら良いのか、ずっとずっと考えていました。

いつも通りに流れる時間の中で、いつも通りに生活を送っている自分に、疑問を抱いていました。

そんな折…創都・清水さんにご紹介いただいた災害支援連絡会「庭人の輪」を通じて、「庭JAPAN」の存在を知りました。

そして7月16・17日に、愛知県一宮市「つくる。」にて開催された、

「第4回 全日本庭サミット『東日本大震災復興支援プロジェクト 庭JAPAN 活動報告とこれから』」に参加させていただき、

庭師の皆さまをはじめとする多くの方々とお話し、被災地の様子、活動の報告を聞きました。

「庭師だからこそできることがある」。それはもちろん、重機を使った作業や、スコップ・ネコ・一輪車などの作業といった普段の仕事が活かせる、そういったことはしかり。

m28eの古川さんがおっしゃってました「その地に木が植えられる、その時まで活動していきたい」。復興した庭、植物を見た被災地の方々は…笑顔だったそうです。

それはそれは、すごくアツい1晩でした。

「何ができるか分からない。でも、庭JAPANに参加したら何か分かるかもしれない。」 そう思いました。

震災から5ヶ月経った、石巻の様子です。


石巻


東松島市です。それでも…花は咲いてくるのですね。


大川小学校。周りは住宅地だったそうですが、周りには何もありませんでした。


カーナビで見ると分かりますが、ここは以前、陸地でした。津波以降、いまだに水が引いていないのです。


石巻専修大学です。
ボランティアセンターがあり、私たちがキャンプさせていただいた場所でもあります。
私が参加させて頂いた期間、N-tree長崎さん、m28e古川さん、Morvan Guenierさん、やまぎわ夢創園山際さん、オンサイト計画設計事務所高橋さん、アーティスト二村元子さん、バラクラ伊原木さんとご一緒させていただきました。いろいろな、とても濃い、お話をさせていただきました。


庭JAPANで、泥のかきだし・庭の復旧させていただいたお宅です。

ここは…。10月に国によって住めるか住めないか、決定が下るそうです。

もちろん、住民の方々は、住むつもりだから、復旧作業をしています。

「あんな大きな津波だったんだから、半年で元に戻るわけがない。2年3年かかると思っている。でも、2年3年経てばまた、元に戻るんだ」と。

同じ日本の中で、「日常」という同じ日本語の先にある現状は、まだまだ、違ったものでした。

正直、帰ってきてから余計にどうしたら良いのか分からなくなりました。

そう思っている間に、福島で大雨があったり、今回も台風12号が甚大な被害をもたらしたり…。

自然は、本当に脅威です。

庭JAPANに参加したときにもこういう話題が出ましたが、

庭を求める人は、癒しという観点・美という観点などから、庭という空間に「自然」を求めるものですが、それはあくまで操作可能な範囲での「自然」で。

「自然」に周囲ぐるっと囲まれてしまった瞬間に、人が感じるものは恐怖でしかない、と…。真昼間、誰もいない山中に居るだけでものすごく怖いものです。

自然は、脅威です。

けれども、津波で、陸地がヘドロで覆われた、石巻の方が、おっしゃってました。

ヘドロは「人間が生活を送りながら海へ流し続けたもの。それを海が、人間に返してきただけなのだ」、と。

農家の方や漁師さん…、私たち以上に自然と対峙して生きている方々の言葉です。

私は、何ができるかなんて、まったく分からなくなりました。そんなこと考えていたことすら申し訳なくなりました。

しかし、これからも庭JAPANさんの活動には参加していきたいと思います。

庭師ではないですが、庭に関わる者として、参加させて頂きたいです。

何が起こるか分からない日々の中で、1人でも多くの人とつながっていきたいです。

庭JAPAN

「その地に木が植えられる、その時まで活動していきたい」。

もう一つ、庭JAPANの大切なキーワードがあります…「できる人ができる時に、できることを」。

瓦礫の撤去率はまだまだ低いです。

ただ、現地に行かなくてもできることもあります。

目前で起こっている台風の問題もあります。

できる人ができる時にできることを、すれば良いと思います。

でも、同じ日本人だから(もちろん国外でも様々な問題がありますが)、

何が起こっているか知ること、何か動いてみること、もがいてみることは、意味があるのではないでしょうか。。

 

田中理恵 (おしゃ楽)

 

 

プロジェクトの報告書 東日本大震災復興支援プロジェクト 庭JAPAN

2011/06/29

プロジェクトの報告書

日時:2011年4月18日−6月5日

プロジェクト名:東日本大震災復興支援プロジェクト 庭JAPAN

場所:宮城県石巻市、多賀城市、松島町松島、陸前高田市、塩竈市、仙台市

活動内容:ガレキ、ヘドロの撤去 車道をふさいでいる車の移動 庭の復旧(灯籠据え直し、化粧砂利洗い、塩水につかった樹木の移植や客土、排水の溝掘り等) 墓碑、狛犬の復旧

活動メンバー:平山郁夫(庭師 平山庭店)、石垣竜太(庭師 緑龍園)、長崎剛志(庭師 N-tree)、森本高司(庭師 森本庭苑)、森田幸次(庭師 森田造園)、谷口哲宏(庭師 谷口庭苑)、山際大地(庭師 やまぎわ夢創園)、朝日陽子(庭師 N-tree)、鈴木大(植木屋)、星智教、渡部興一(庭師 一樹庵植吉)、清水亮史(庭師 Garden Factory 創都)、今里健吾(庭師 甚平植木)、山田佑司(庭師 みつばち造園)、古川乾提(庭師 m28e)、松浦亨(庭師 松浦造園)、石川晴康(庭師 松浦造園)、森田幸次 (庭師 森田造園)、関智美(ランドスケープデザイナー)、井上雅道(庭師 涼仙)、山口未和子(編集者 草土出版)、甲田貴也(庭師 庭心)、北谷知之(庭師 萬葉)、谷口祥平(庭師 旅象)、高田宏臣(庭師 高田造園設計事務所)、石塚正(庭師 高田造園設計事務所)、加治木文明(庭師 高田造園設計事務所)、竹内和恵(庭師 高田造園設計事務所)、松浦亨(庭師 松浦造園)、石川晴康(庭師 松浦造園)、佐野文一郎(庭師 文造園事務所)、金光浩(エイブルアート)、Mathieu Renoux(侍 フリーランス)、谷口聖二(音楽活動)、川部純(庭師)、山根賢志(建築技能士 和数寄人)、田中みぎわ(漫画家 ミギワン絵日記)

活動報告:
<活動内容2011年4月18日(月)〜6月5日(日)>

日付

場所

人数

内容

使用重機

2011年4/18

塩釜市宮町3丁目

1名

泥清掃

人力

4/19

塩釜市宮町3丁目

1名

泥清掃

人力

4/20

塩釜市宮町3丁目

1名

庭の復旧

人力

4/21

塩釜市宮町3丁目

1名

庭の復旧
石巻ボランティアセンターに移動

人力
土嚢50袋

4/22

石巻市築山2丁目

 

瓦礫撤去 泥清掃

人力

 5/8

松島町松島 円通院

5名

燈籠の復旧

人力

5/9

石巻市住吉町1丁目

5名

瓦礫撤去

2tダンプ2台6車
4tダンプ1台4車
ユンボハサミ0.15
ユンボバケット0.05

5/10

石巻市住吉町1丁目

5名

瓦礫撤去

2tダンプ2台9車
1t1台2車
ユンボハサミ0.15
ユンボバケット0.05

5/11

石巻市南中里2丁目

5名

瓦礫撤去

2tダンプ2台8車
1t1台2車
ユンボハサミ0.15

5/12

石巻市南中里2丁目
石巻市大街道東1丁目

6名

瓦礫撤去
車撤去

2tダンプ2台8車
4tダンプ1台4車
ユンボハサミ0.15
ユンボバケット0.05

5/13

石巻市大街道東1丁目
2丁目

6名

瓦礫撤去
樹木伐採

2tダンプ2台4車
4tダンプ1台3車
ユンボハサミ0.15
ユンボバケット0.05

5/14

石巻市大街道東1丁目
2丁目

6名

車撤去
瓦礫撤去
樹木伐採

2tダンプ2台5車
4tダンプ1台3車
ユンボハサミ0.15
ユンボバケット0.05

5/15

 

 

引き継ぎ

 

5/16

石巻市大街道東2丁目

3名

瓦礫撤去 泥清掃

4tダンプ1台4車
ユンボバケット0.15

5/17

石巻市大街道東2丁目

9名

瓦礫撤去 泥清掃
車撤去

2tダンプ1台6車
4tダンプ1台4車
3tユニック1台4車
ユンボバゲット0.15
ユンボバケット0.13

5/18

石巻市大街道東2丁目

11名

瓦礫撤去 泥清掃

2tダンプ2台10車
4tダンプ1台4車
3tユニック1台3車
ユンボバゲット0.15
ユンボバケット0.13 2台

5/19

石巻市大街道東2丁目

10名

瓦礫撤去 泥清掃

2tダンプ2台7車
3tユニック1台
ユンボバゲット0.15
ユンボバケット0.13 2台

5/20

石巻市大街道東2丁目

3名

瓦礫撤去 泥清掃
車撤去

2tダンプ1台5車
4tダンプ1台7車
ユンボバゲット0.15

5/21

石巻市大街道東2丁目

3名

瓦礫撤去 泥清掃
車撤去

2tダンプ1台5車
4tダンプ1台6車
ユンボバゲット0.15
ユンボバケット0.13

5/22

 

 

引き継ぎ

 

5/23

石巻市大街道東2丁目

3名

瓦礫撤去 泥清掃

2tダンプ1台5車
4tダンプ1台3車
ユンボバゲット0.15

5/24

石巻市大街道東2丁目

4名

瓦礫撤去 泥清掃

2tダンプ1台8車
4tダンプ1台2車
ユンボバゲット0.15

5/25

石巻市大街道東2丁目

4名

瓦礫撤去 泥清掃

2tダンプ1台4車
ユンボハサミ0.15
ユンボバゲット0.15

5/26

石巻市大街道東2丁目

5名

整地 ママ掘り
植栽準備

ユンボバゲット0.15

5/27

石巻市大街道東3丁目

4名

瓦礫撤去 泥清掃

2tダンプ1台3車
4tダンプ1台6車
ユンボハサミ0.15
ユンボバゲット0.15

5/28

石巻市大街道東3丁目

4名

瓦礫撤去 泥清掃

2tダンプ1台2車
4tダンプ1台9車
ユンボハサミ0.15
ユンボバゲット0.15

5/29

 

 

引き継ぎ

 

5/30

 

 

台風のため
活動休止

 

5/31

石巻市大街道東3丁目

仙台市青葉区桜岡公園
櫻岡大神宮

11名

瓦礫撤去 泥清掃

燈籠復旧

2tダンプ1台4車
4tダンプ2台9車
2tユニック2台
3tユニック1台
ユンボハサミ0.15
ユンボバゲット0.15
ユンボバゲット0.13

6/1

石巻市大街道東3丁目Y邸
築山4丁目
中屋敷1丁目

13名

瓦礫撤去 泥清掃
サクラ植樹
フジ移植
車撤去 泥清掃

2tダンプ1台4車
4tダンプ2台8車
2tユニック3台
3tユニック1台
ユンボハサミ0.15
ユンボバゲット0.15
ユンボバゲット0.13 2台

6/2

石巻市大街道東3丁目
荻浜
伊原津2丁目
築山4丁目

10名

泥清掃
瓦礫 網撤去
庭の復旧
鳥海石移動

2tダンプ1台6車
4tダンプ2台11車
2tユニック2台
ユンボハサミ0.15
ユンボバゲット0.15
ユンボバゲット0.13 2台

6/3

石巻市大街道東3丁目
門脇浦屋敷1丁目
伊原津2丁目
川口町2丁目

10名

泥清掃
瓦礫撤去
庭の復旧
瓦礫撤去 泥清掃
庭の復旧

2tダンプ1台4車
4tダンプ1台3車
2tユニック2台
ユンボハサミ0.15 2台
ユンボバゲット0.13 2台

6/4

石巻市大街道東3丁目
川口町2丁目

5名

瓦礫撤去
瓦礫撤去 泥清掃
庭の復旧

2tダンプ1台3車
4tダンプ1台3車
ユンボハサミ0.15
人力(ボランティア13名)
土嚢450袋

6/5

仙台市太白区大塒町
から柴田郡柴田町へ

4名

モミジ アジサイ移植

人力

そこにはゼロ以下になった人の生活があった。
破壊され、流され、記憶はガレキとなっていた。
海はヒトが営みとして流し続けたモノをヘドロとして返してきた。
生きている植物、死んでいる植物。
なぎ倒された木、なぎ倒されても生きている木があった。
現地のヒトたちの顔は見たことのない笑顔で彩られていた。
前、一点に向かって進む人の顔なのだろう。
そのヒトたちの瞳はうるんでいた。
津波の話をする時そのヒトたちの視線は
自分たちの体を貫きはるかかなたを見つめていた。

約1ヶ月半の長期にわたる活動に
いろんな業種のたくさんの方々に参加いただいた。
それぞれがそれぞれの感覚を現地で持ち、活動し、
現在それぞれのフィールドにもどり
決してなくならない感覚の中で
自分のするべき行動の最中にいることでしょう。

庭JAPANは
「その地に木が植えられる」その時まで
活動していきたいと考えています。

          愛知県 古川乾提

北信州報告

2011/05/25

こんにちは塩野潤と申します。塩の と言う屋号で植木屋を営んでいます。

このたび長野県北部にある栄村に行ってきましたので報告したく思います。
この村は3月12日早朝3時59分震度6強の地震にあいました。そのあと4時台5時台と2度
震度6の余震に襲われました。
あまりにも報道されていないのでわずかですが伝えたいと思います。

この村は人工約2300人で日本有数の豪雪地帯です、3メートルクラスの雪が積もります。
3月12日ころは積雪が少なかったそうで屋根に大量の雪が積もっていなかったようでし
たが、それでも3度の強烈な地震にあい大災害になりました。

その実態は雪が解けてみると被害がどんどんとあらわれてきたそうです。

村人がよんだ俳句を紹介します

 未明なり 震度6強 雪ふかし    

 すさまじき 地割れ現る 雪解けて

                   澤子              
           

頑丈な豪雪地帯の建物も傾き、山は崩れ谷川は跡形もなく埋まりきり、橋や道も崩れ、
田んぼも割れてしまっています。

谷を埋めた土砂の下にはまだ大量の雪もあり間違いなく夏の雨で土石流となって谷の
下に流れていきます、そしてその下には集落があるんです。

村のほとんどが斜面のため道もだいぶ崩れています、村に元通りの息が通うにはどれ
だけ時間と金がかかることでしょう

村の人たちは力をなくして仕事を手放しています。
もちろんもり立てようとしている人たちもいます、しかし震災の本当の恐ろしさが今
迫っていることをひしひしと感じて来ました。

みなさん知ってください、そして信じましょう。

庭人の輪のロゴ&バナー
庭に関わる人たちで構成される災害支援連絡会「庭人の輪」
企画書のテンプレート

「庭人の輪」に掲載希望の企画をお持ちの方は下記リンクより企画書雛形(WORDファイル)をダウンロードして記入の上、GREENSPACEの辰己までお送りください。
>>企画書雛形をダウンロード
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報告書のテンプレート

「庭人の輪」に企画を掲載した方は、できるだけ報告をお願い致します。明日への事例集になります。下記リンクより企画書雛形(WORDファイル)をダウンロードして記入の上、GREENSPACEの辰己までお送りください。
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