‘2013/03’ カテゴリーのアーカイブ

庭JAPANから『「とうほくこよみのよぶね」を海へ浮かべる』の報告

2013/03/19
「とうほくこよみのよぶね」
凄まじい風だった。
釜石市の平田漁港に土煙が舞っていた。
庭JAPANは第二回目の「こよみのよぶね」から水面に時を表すこよみ行灯を浮かべるお手伝いをしてきました。雪が降る時も、雨の中でも、どんなに寒さが厳しいときでも「こよみのよぶね」を水の上に浮かべてきました。
3月10日、釜石の土煙は竜巻のように目に見える形で暴れ始めた。設営を担当する庭JAPANは意見を求められ「厳しいです」と答えた。
その後、こよみのよぶねを想像し、作り、現した日比野克彦氏が現地に到着し考えた上「やれるとこまでやろう」と言った。
3月11日、二年目の慰霊祭の海は荒れていた。
「とうとう一度も水面に慰霊の灯りを浮かべることが出来ないのか」と脱力感を感じた。大槌の漁港近く壊滅的な被害をうけた地域にある小学校跡地での「とうほくのこよみのよぶね」となった。陸地にこよみのよぶねの形を結んでいった。
そこは、桜の下。まだ咲かぬ桜の下。
桜の下にこよみのよぶねは立ち上がり、灯りをともした。
最後には人々がこよみのよぶねを担ぎ上げ、桜の下で練り流れた。
大槌町は現在高台移転を進めており、小学校跡地も嵩上げし、新たな平地とする計画です。
こよみのよぶねを見守った桜は切り倒されるそうです。
「どうやったらこの桜たちを救えるの?」
答えれませんでした。
延々と続く東北の沿岸部で同じ問題が起きています。
出切るコトなら救いたい。
関わったその地のコトだけでも何とかしたい。
いつも思います。
最後は「やれるとこまでやろう」という意思の力でしかない気がします。
みらいをうえる
                                                     平成25年3月15日 庭JAPAN 古川乾提

庭JAPANから「陸前高田未来商店街みらいの庭つくりプロジェクト」の報告

2013/03/16
  「陸前高田未来商店街のみらいの庭つくりプロジェクト」
木を植える重みをこれほど感じたことはない。
苗木を三本植えるのに三時間以上もかかってしまった。こんな経験は初めてだ。多分修行中でもこんなに時間はかからなかったんやないかな。
石巻市で庭JAPANが活動していた時に未来商店街の事務局の種坂さんから電話がきた。そして実際、現地を見にいけたのが一年目の慰霊祭の後だった。まだ陸前高田未来商店街は混沌としており、とても自分たちが入れる感じはしなかった。それからまた一年が経ち、やっと庭JAPANとして関われる、そう感じた。
昨年陸前高田市を訪れた時感じた「この地は完膚無きまでに叩かれてしまった」という思いは一年経った今も変わらなかった。むしろ津波という記憶が薄れてきている否被災地である場に住む自分たち、が感じた震災一年後から二年目を迎えた時間感覚をぶちのめした。
唯一新たな兆しとして立ち上がったのは「新たな奇跡の一本松」。
晩年のマイケルジャクソンのようなその松は異様な姿で街を見下ろしていた。
そんな地の津波が襲ったエリアに庭をつくる。木を植える。
自分たちが日々当たり前の様にしている行為がこんな重みを持っているとは思はなかった。
被災地に住んでいる人々は日々それを感じているのだろう。
分かってもらえないに違いないという思いを噛み締めているのだろう。
それでも時は過ぎ、地は受け入れ、木が植えられるまでになった。
あらためて感じた。木は未来だ。
植えられた木を見て
「いつ葉が出るの?」「いつ花が咲くの?」「来年はどのくらい大きくなってるの?」「五年後に私たちがこの仮設商店街を出て行く時はこの木たちはどうなってしまうの?」
様々な未来の話が出た。
東北の沿岸部に今溢れているのは仮設による生活です。
それは仮の住まいであって、法によって時間が切られています。
その人たちがいよいよ終の住処にたどり着ける時、庭JAPANはその人たちが愛し育てたこの木たちを永住の地に移し植えるお手伝いをしたいと思います。
長期の活動になってしまいますが、被災地の人々が本当に自分達らしい生活を送れるようになるまで活動します。
                                                 平成25年3月15日 庭JAPAN 古川乾提

庭JAPANからのお知らせ『「とうほくこよみのよぶね」を海へ浮かべる』

2013/03/05

「とうほくこよみのよぶね」を海へ浮かべる

東日本大震災で被災者となった方々の鎮魂と復興への想いを捧げるため、「3」「・」「11」 の数字行灯をのせたこよみのよぶねを被災地に運び、海に浮かべ、被災地の皆さんと「こよ みのよぶね」が創り出す幻想的な空間、時間を共有する「東北こよみのよぶね」を開催します。

「3」「・」「11」の数字行灯は、昨年3月に大槌町、釜石市、8月に多賀城市と東北と 岐阜を往復しながら、被災地と岐阜を結ぶ東日本大震災復興のシンボルとして、岐阜県と 東北の人たちの想いを運び、交流の「絆」づくりを進めています。

庭JAPANでは「第2回こよみのよぶね」より船への数字行燈の取り付けを行ってお り、大震災後は石巻市、大槌町、釜石市、多賀城市で「とうほくこよみのよぶね」を水面 へ浮かべるお手伝いをしてきました。

今回は以下3つの参加区分がありますので、皆さんのご協力をお願いします。 こよみのよぶねホームページ http://www.dnaand.org/yobune.html

1 [ 部材搬出作業/お見送り ]
3月8日(金)午後 場所:未来会館(岐阜市学園町) フロート、数字行灯、船行灯パネル、照明機材などを保管場所から移動し、運送トラ ックに積み込みます。

2 [ とうほくこよみのよぶね運営 ]
3月9日(土)~3月12日(火) 開催地の岩手県釜石市、大槌町に出向き、こよみのよぶねの設営、撤去、運営をサポ ートします。

3 [ 部材搬入作業/お迎え ]
3月13日(水)午後 場所:未来会館(岐阜市学園町)

フロート、数字行灯、船行灯パネル、照明機材などを運送トラックから下ろし、保管 場所に移動します。

参考:運航スタッフ行程
3/9(土) 岐阜/7:00→岐阜各務原IC→東和IC→釜石/19:00→民宿(大槌) 3/10(日) 民宿/9:00→釜石湾/10:00 会場設営

「東北こよみのよぶね釜石」 開催 (16:00-19:00)

解体、撤去、運搬 20:00 →民宿/20:30 3/11(月) 民宿/9:00→大槌湾/10:00 会場設営

「東北こよみのよぶね大槌」 開催 (16:00-19:00)

解体、撤去、運搬 20:00 →民宿/20:30
※庭 JAPAN 古川は 10,11 日の会場設営、解体、撤去、運搬をお手伝いします。 ※現地での宿泊等は各自での手配をお願いします。

 

 

 

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